世界遺産のバス旅  過去ログ

2011年、3月12日の土曜日
めったに参加しない『日帰りバス旅行』というものに行ってきました。
お題は『○○会、京都・奈良の世界遺産を巡る旅2011、日帰り』

その第1回目が3月12日。
【蘇った天平の甍・唐招提寺聖徳太子斑鳩法隆寺
もちろん一人参加です。
どんなもんかとドキドキしながら、でも持ち前の無鉄砲さで勇んで集合場所でド派手なバスに乗り込んだのでした。
こんな僻地ではまともにお客が集まらないらしく、あれやこれやのいろんなコースのバスツアー客をかき集めての乗り合いで、まずは一路十六プラザの観光バス専用駐車場まで。
ここでトイレ休憩したりしてし〜ばらく待つんですが、ここで乗る人が多いんです。このコースは結構一人参加が多くてちょっと安心したりして・・
バスにしろ電車にしろ、旅の移動は大好きでわくわくしながらの出発。
のはずが、まだまだやれ県庁前だ、やれ大垣だってあちこち回るもんだからかなりの時間ロス。別に急いでないからいいんだけどね。
やっと高速に乗り、添乗員(バスガイドじゃ?)の注意事項など説明があって、ぼんやり聞いてたら・・
ご朱印帳」とかいう言葉が聞こえてきた。
「ん?何それ?」って思っているうちに周りの方々が何やらごそごそ取り出したド派手な帳面。
ご朱印も知らずにお寺まいりをしていたのでした。
ご朱印帳持ってなくても紙だけでもいいらしいってンで 頼んでみました。

黒丸サービスエリアでトイレ休憩をし、瀬田東JCTから京滋バイパス京都府宇治市の巨椋(おぐら)ICへ。すぐの交差点を左折して国道24号線大久保バイパスで城陽ICから京奈和自動車道で木津ICへ。
やってきました。初めての奈良!
結構遠いわ。
法隆寺前のおみやげ物屋さんで昼食。柿の葉寿司くらい出るかと期待したのに、冷めたお弁当だった。
一夜ズケの勉強が効いたかどうか。専門ガイドさんがつくってことでやってきました法隆寺
南大門からまっすぐに歩いて行くと中門と回廊がある。その内に五重塔と金堂がある。この五重塔にはクモの巣が張らないそうな。(法隆寺七不思議のひとつ)
も一つ、南大門におわします、仁王様に金網のネットが必要ないのも、鳩が絶対にここではフンをしないげな。
回廊をめぐり経蔵、大講堂、鐘楼を経て東室、妻室。食堂から大宝蔵院のわきを抜けて東大門へ向かう。周りの塀の壁は五線入り。天皇家にゆかりの深い寺社の証し。
夢殿や伝法堂など説明を聞き聞きそぞろ歩くうち、少しくたびれてくる。
なんて広い所なんでしょう。そして、時間が推すのか、なんてはっしょった説明でせかすんでしょうか。このガイドさんは!
今度はフリーでこなくちゃね。ゆっくりまったりと。

お次の法起寺はなんでここが世界遺産なのかしらんってな感じではありましたが。三重塔としては最古ということで・・





いちばん来たかった唐招提寺
この文字は孝謙天皇の御手によるものらしい。

南大門から金堂を望み、会津八一の歌碑に月夜の金堂を思う。
大きなエンタシスの柱
ついつい触ってみたくなる。蓮池のむこうに戒壇
これを作るために、受戒を行うために日本に五回も失敗しながら、自身も失明までしながら来日を果たした鑑真和尚

若葉して おん目のしずく ぬぐはばや
                      芭蕉
当時の高僧の墓がきちんと特定できるのは鑑真さんだけだとも。
とても落ち着ける空気を持ったお寺です。
もう一度、今度は6月に、御影堂が公開される3日間のうちに来ようと思った。